ネットワークエンジニアを目指すとき、最初の目標として名前が挙がりやすいのが Cisco の認定資格「CCNA」です。一方で、出題範囲が広く、サブネット計算やコマンド操作のように独学でつまずきやすい分野もあります。

この記事では、CCNA を独学で目指す方に向けて、試験の基本情報から具体的な学習ステップ、つまずきやすい分野の練習方法までを順に整理します。試験に関する数字は、Cisco と Pearson VUE の公式情報で2026年11月5日に確認した内容です。試験の仕様は予告なく変わることがあるため、申し込み前には必ず公式ページもご確認ください。

この記事でわかること

  • CCNA(試験番号 200-301)の概要と、2027年2月に予定されている v2.0 への改定内容
  • CCNA の難易度と、未経験者が見込んでおきたい勉強時間の目安
  • 独学での学習ステップ(教材選び・Packet Tracer での演習・問題演習の進め方)
  • つまずきやすいサブネット計算の解き方と練習問題
  • 受験の申し込み手順と、合格後のキャリアの考え方

CCNAとは:試験の基本情報

CCNAの位置づけ

CCNA(Cisco Certified Network Associate)は、ネットワーク機器メーカーの Cisco が認定するアソシエイトレベルの資格です。Cisco の機器を題材にしていますが、問われる内容は IP アドレス、スイッチング、ルーティング、セキュリティの基礎など、メーカーを問わずネットワークの仕事で使う知識が中心です。

受験資格はなく、Cisco の公式ページでも、ネットワークの知識がほとんどない人を想定した資格だと説明されています。そのため、ネットワークエンジニアの入口となる資格として位置づけられています。

試験の概要(2026年11月5日確認)

項目 内容
試験名 Implementing and Administering Cisco Solutions(200-301 CCNA)
現行バージョン v1.1(最終受験日:2027年2月2日)
次期バージョン v2.0(受験開始:2027年2月3日、試験番号は 200-301 のまま)
試験時間 120分
受験料 300米ドル(Cisco Learning Credits でも支払い可)
試験言語 英語・日本語(v2.0 の提供言語は予約時に要確認)
受験方法 テストセンター、またはオンライン(自宅など)
受験資格 なし
有効期間 3年

補足が必要な点をまとめます。

  • 受験料:Cisco 公式ページの表記は米ドルです。日本で申し込む際の円建ての請求額は、申し込み画面で確認してください。本記事では円の金額は記載していません。
  • 問題数と合格点:Cisco の公式ページには記載がありません。ネット上で見かける数字は公式発表ではないため、学習計画の根拠にはしないほうが安全です。
  • 有効期間と再認定:有効期間は3年で、期限内に「現行の CCNA 試験か上位の Cisco 認定試験に合格する」または「継続教育(CE)クレジットを30単位取得する」ことで再認定されます。

2027年2月の改定(v1.1 → v2.0)に注意

Cisco は2026年5月に CCNA の新しい出題範囲(v2.0)を公開しました。Cisco の公式ブログによると、v1.1 の最終受験日は2027年2月2日、v2.0 の受験開始は2027年2月3日です。

2026年11月時点で未経験から学習を始める場合、後で触れる勉強時間の目安を考えると、多くの方は v2.0 での受験になると考えられます。すでに学習が進んでいて2027年2月2日までに受験できる方は v1.1、そうでない方は v2.0 の出題範囲を基準にするのが現実的です。

v1.1 と v2.0 の出題分野と配点比率を、公式の Exam Topics(出題範囲の文書)から整理すると次のとおりです。

v1.1(現行) 比率 v2.0(2027年2月3日〜) 比率
Network Fundamentals(ネットワークの基礎) 20% Network Infrastructure and Connectivity(ネットワーク基盤と接続) 25%
Network Access(ネットワークアクセス) 20% Switching and Network Access(スイッチングとネットワークアクセス) 25%
IP Connectivity(IP 接続) 25% IP Routing(IP ルーティング) 20%
IP Services(IP サービス) 10% Network Services and Security(ネットワークサービスとセキュリティ) 20%
Security Fundamentals(セキュリティの基礎) 15% AI, and Network Operations and Management(AI とネットワークの運用管理) 10%
Automation and Programmability(自動化とプログラマビリティ) 10% — —

v2.0 の出題範囲を読むと、次のような変化が読み取れます。

  • 分野が6つから5つに再編され、AI とネットワーク運用の分野が新設されている(エージェント型 AI の役割、生成 AI に送るプロンプトの選択など)
  • 「Troubleshoot(障害対応)」「Diagnose(診断)」と書かれた項目が多く、知識だけでなく状況から原因を絞り込む力が問われる
  • DHCPv4、DNS レコード、Ansible による構成管理、syslog の読み方など、現場の運用に近い項目が明記されている

ただし、IPv4/IPv6 のアドレッシングとサブネット、VLAN とトランク、スパニングツリー、静的ルーティングと OSPF、NAT、ACL といった中核は、v1.1 と v2.0 で共通しています。どちらで受験する場合も、この中核を固めることが学習の土台になります。

CCNAの難易度と勉強時間の目安

難易度:範囲の広さと「手を動かす力」

CCNA の難しさは、個々の内容が高度であることよりも、範囲が広く、理解した内容を設定や障害対応に使えるかを問われる点にあります。具体的には次の3点がつまずきやすいところです。

  1. 範囲の広さ:物理層のケーブルから、ルーティング、セキュリティ、自動化・AI まで、5〜6分野にまたがります。
  2. 計算と暗記の両立:サブネット計算のように素早く正確に解く必要のある分野と、プロトコルの動作や用語のように理解して覚える分野が混在します。
  3. コマンド操作:設定や show コマンドの出力を読む力が問われるため、テキストを読むだけでは対応しにくい部分があります。

なお、Cisco は合格率を公表していません。「合格率は○%」という数字を見かけても、公式の根拠はない点に注意してください。

勉強時間の目安

Cisco は必要な勉強時間を示していません。学習サイトなどでは150〜300時間程度とする例が多く見られます。本記事では、前提知識別に次の目安で考えます。

前提知識 勉強時間の目安 1日1.5〜2時間の場合の期間
IT 未経験 200〜300時間 4〜6か月
IT の業務経験はあるがネットワークは初学 150〜200時間 3〜4か月
ネットワークの実務経験がある 80〜150時間 2〜3か月

これはあくまで計画を立てるための目安です。重要なのは時間数そのものより、「出題範囲の各項目を、説明できる・設定できる状態にしたか」で進み具合を測ることです。

独学でCCNAに合格するための勉強方法

ここからは、独学で進める場合の具体的な手順を紹介します。

ステップ1:公式の出題範囲(Exam Topics)を手元に置く

最初にやるべきことは、受験するバージョンの Exam Topics を Cisco の公式サイトから入手することです。教材はこの文書をもとに作られていますが、教材の改訂が出題範囲の更新に追いつかないこともあります。

おすすめは、Exam Topics の各項目をスプレッドシートに書き写し、「理解した」「設定できる」「問題で正解できる」の3列でチェックしていく方法です。学習の抜け漏れが見える化され、試験直前に何を復習すべきかも判断しやすくなります。

ステップ2:メインの教材を1冊に決める

教材は、受験するバージョンに対応しているかを最優先に選びます。選ぶときの観点は次のとおりです。

  • 対応バージョン:表紙や出版社のページで、対応する試験番号とバージョンを確認する。v2.0 で受験する場合は、v2.0 対応版が出ているかを確認する
  • 演習の有無:章末問題や模擬試験が付いているか
  • コマンドの解説:設定例と show コマンドの出力が載っているか
  • 自分に合う難易度:書店や試し読みで、最初の数章を無理なく読めるか

参考までに、実在を確認できた代表的な教材を挙げます。特定の教材を推奨するものではありません。

  • 翔泳社「シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集[対応試験]200-301 第2版」(2025年6月発売)
  • 翔泳社「シスコ技術者認定教科書 挫折なしで最短合格!CCNA 攻略テキスト[対応試験]200-301」(2025年7月発売)
  • Cisco Press「CCNA 200-301 Official Cert Guide」第2版(Wendell Odom 著、英語、Volume 1 は2024年5月発売)

いずれも v2.0 の出題範囲公開(2026年5月)より前に発売されたものです。v2.0 で受験する場合は、新設分野を Exam Topics と公式の学習リソースで補ってください。

教材を何冊も買って少しずつ読むより、メインを1冊に絞り、足りない部分だけを動画や公式資料で補うほうが、知識が整理されやすくなります。

ステップ3:Packet Tracerで実機の代わりに手を動かす

CCNA の学習では、実機を持っていなくても Cisco Packet Tracer というシミュレーターで練習できます。Packet Tracer は Cisco Networking Academy(NetAcad)が提供しており、無料のアカウントを作成し、入門コース「Getting Started with Cisco Packet Tracer」に登録するとダウンロードできます。

Packet Tracer では、ルーターやスイッチ、PC を画面上に置いてケーブルでつなぎ、コマンドで設定できます。次のような順番で練習すると、教材の内容と結びつけやすくなります。

  1. 基本操作:ホスト名やパスワードの設定、show running-config で設定を確認する
  2. スイッチ:VLAN を2つ作り、トランクでスイッチ間をつないで同じ VLAN 同士で通信できることを確認する
  3. ルーティング:ルーター2台を静的ルートでつなぎ、次に OSPF に置き換えて show ip route の表示の違いを見る
  4. サービス:DHCP サーバーと NAT を設定し、PC がアドレスを受け取ってインターネット側へ出られるようにする
  5. セキュリティ:ACL で特定の通信だけを止め、意図どおりに止まっているかを確認する

慣れてきたら、わざと設定を壊して直す練習を取り入れてください。たとえば VLAN の割り当てを1か所だけ間違える、OSPF のエリア番号を食い違わせる、といった状態を作り、show コマンドと ping で原因を突き止めます。v2.0 で増えた「Troubleshoot」の項目への対策にもなります。

なお、Cisco の公式ブログでは、CLI と障害対応の練習用に Cisco Learning Labs も案内されています。

ステップ4:問題演習は「理由を説明できるか」で進める

インプットがひととおり終わったら、問題演習に移ります。進め方のポイントは次のとおりです。

  • 分野ごとに解く:最初は分野別に解き、苦手分野を特定する
  • 正解の理由と、他の選択肢が誤りである理由を言えるまで解説を読む
  • 間違えた問題は Packet Tracer で再現し、実際の動作で確かめる
  • 仕上げに時間を計って通しで解く:120分の中で時間配分を体感しておく

注意したいのが、いわゆる「ダンプ」(実際の試験問題を流出させたとうたう問題集)です。Cisco の受験者規約では、試験の機密情報を共有・投稿することは重大な違反とされ、今後の受験の永久禁止や取得済み資格の無効化につながり得ると明記されています。答えの暗記では実務の力もつかないため、利用は避けてください。

16週間の学習計画の例(未経験・週15時間)

未経験者が1日2時間程度(週15時間前後、合計約240時間)で進める場合の一例です。v2.0 の出題範囲を想定しています。

期間 学習内容 ゴール
1〜2週 OSI 参照モデル、TCP/IP、イーサネット、ケーブル、Packet Tracer の導入 通信の流れを図で説明できる
3〜4週 IPv4 アドレスとサブネット計算(毎日10問) /24〜/30 を1問1分以内で解ける
5〜6週 スイッチング(VLAN、トランク、EtherChannel、Rapid PVST+) VLAN 構成を自力で組める
7〜8週 ルーティング(ルーティングテーブル、静的ルート、OSPF、FHRP) 2〜3台のルーター構成を組める
9週 IPv6 のアドレスと設定 IPv6 で静的ルートを設定できる
10〜11週 DHCP、DNS、NAT、ACL、AAA、レイヤ2セキュリティ 各サービスを設定し動作確認できる
12週 無線 LAN、仮想化、VPN の概要 用語と仕組みを説明できる
13週 AI と運用管理、Ansible、syslog 新設分野の要点を説明できる
14〜15週 分野別の問題演習、障害対応の練習 全分野で正答率8割前後
16週 時間を計った通し演習、Exam Topics の最終チェック 苦手項目をゼロに近づける

週によって進み具合がずれるのは自然なことです。遅れたときは計画を引き延ばすのではなく、Exam Topics のチェック表を見て、未着手の項目を優先して埋めていくと立て直しやすくなります。

つまずきやすい分野と克服法

サブネット計算

CCNA で最もつまずく人が多いのがサブネット計算です。v2.0 でも「IPv4 のアドレス設定とサブネットのトラブルシューティング」が出題範囲の冒頭に置かれています。毎回2進数に変換して解く方法は確実ですが時間がかかるため、ブロックサイズ(区切りの大きさ)を使う方法を身につけると速く解けるようになります。

ブロックサイズは「256 − サブネットマスクの値(区切りがあるオクテット)」で求められます。第4オクテットで区切る場合の対応は次のとおりです。

プレフィックス サブネットマスク ブロックサイズ 使えるホスト数
/24 255.255.255.0 256 254
/25 255.255.255.128 128 126
/26 255.255.255.192 64 62
/27 255.255.255.224 32 30
/28 255.255.255.240 16 14
/29 255.255.255.248 8 6
/30 255.255.255.252 4 2

使えるホスト数は「2のホスト部ビット数乗 − 2」です。2を引くのは、ネットワークアドレスとブロードキャストアドレスはホストに割り当てられないためです。

練習問題

まずは解答を見ずに解いてみてください。

  1. 192.168.10.77/26 のネットワークアドレス、ブロードキャストアドレス、使えるホストの範囲は?
  2. 172.16.45.200/20 のネットワークアドレスとブロードキャストアドレスは?
  3. 1つのサブネットに50台のホストを収容したい。必要なホスト数を満たす中で最も小さいサブネットのプレフィックスは?
  4. 10.1.1.100/25 と 10.1.1.130/25 は同じサブネットに属するか?

解き方の例

問題1:/26 のブロックサイズは64です。第4オクテットは 0、64、128、192 で区切られます。77 は 64〜127 の区間に入るため、

  • ネットワークアドレス:192.168.10.64
  • ブロードキャストアドレス:192.168.10.127
  • ホストの範囲:192.168.10.65〜192.168.10.126(62台)

問題2:/20 は第3オクテットで区切られます(255.255.240.0)。ブロックサイズは 256 − 240 = 16 です。第3オクテットは 0、16、32、48…で区切られ、45 は 32〜47 の区間に入ります。

  • ネットワークアドレス:172.16.32.0
  • ブロードキャストアドレス:172.16.47.255
  • ホストの範囲:172.16.32.1〜172.16.47.254(4,094台)

問題3:ホスト部が5ビットなら 2⁵ − 2 = 30 台で足りず、6ビットなら 2⁶ − 2 = 62 台で足ります。ホスト部6ビットは 32 − 6 = 26 なので、/26(255.255.255.192) です。

問題4:/25 のブロックサイズは128で、0〜127 と 128〜255 に分かれます。100 は前者、130 は後者に入るため、別のサブネットです。この2台は同じセグメントに置いても、ルーターを介さないと通信できません。

練習のコツ

  • 上の表は暗記ではなく、毎回白紙に書き出せるようにする
  • 第3オクテットで区切る問題(/17〜/23)も混ぜて練習する
  • 1日10問を2〜3週間続け、1問1分以内を目標にする
  • 自分で作った問題の答えは、Packet Tracer で PC にアドレスを設定し、通信できるかで確かめる

OSPFとスパニングツリー

OSPF やスパニングツリーは、選出のルール(ルーター ID、DR/BDR、ルートブリッジなど)が多く、文章だけでは混乱しやすい分野です。Packet Tracer で構成を組み、優先度やコストを変えたときに show コマンドの表示がどう変わるかを観察すると、ルールが動作として理解できます。

ACLとNAT

ACL は「上から順に照合され、最後に暗黙の拒否がある」という基本を押さえることが大切です。NAT は「内側と外側のどちらのアドレスを、どの方向に変換しているか」を図に書いてから設定すると混乱が減ります。

用語と英語表記

日本語で受験する場合でも、コマンドや出力は英語です。教材で用語を覚えるときは、日本語訳と英語表記(例:「既定ルート」と default route)をセットで覚えると、出力を読む場面で迷いにくくなります。

CCNAの受験申し込み手順

申し込みの大まかな流れは次のとおりです(2026年11月5日時点の公式情報にもとづく)。

  1. アカウントを準備する:Cisco.com のアカウントを用意します。Pearson VUE で初めて受験する場合は、Pearson VUE の ID も必要です。
  2. 受験方法を選ぶ:テストセンターでの受験か、自宅などで受けるオンライン受験(OnVUE)かを選びます。OnVUE は Web カメラを通じて試験監督者が見守る方式で、監督者のサポートとソフトウェアは英語と日本語に対応しています。
  3. 日時を予約して支払う:Cisco の公式ページから試験のスケジュール画面に進み、日時を予約します。日本の Cisco 公式ページによると、Web での申し込みではクレジットカード、プロモーションコード、バウチャーが使えます。コールセンター経由では銀行振込にも対応しています。
  4. 確認メールを受け取る:予約が完了すると確認の連絡が届きます。

申し込みにあたっての注意点です。

  • 受験するバージョン(v1.1 か v2.0 か)と日付を、予約画面で必ず確認する
  • 公式ページでは、Pearson VUE 以外から入手したバウチャーや割引コードは保証されず、不正なコードの使用は受験禁止などの対象になると注意喚起されている
  • 不合格の場合、不合格の翌日から数えて5日間待てば同じ試験を再受験できる
  • 予約の変更やキャンセルの期限は、予約時に表示される最新のポリシーで確認する

CCNA合格後のキャリア

CCNA は、ネットワークの基礎を体系的に学んだことを示す資格です。合格後の道筋としては、次のようなものが考えられます。

  • ネットワークエンジニアとして実務経験を積む:監視・運用や構築補助など、手順書に沿った作業から始まり、設計や構築へと担当範囲を広げていくのが一般的な流れです。CCNA で学んだ show コマンドの読み方や障害の切り分けは、運用の現場でそのまま使います。
  • 上位資格に進む:Cisco には CCNA の上位にプロフェッショナルレベルの CCNP があり、エンタープライズ、セキュリティなど分野別に分かれています。
  • 周辺分野に広げる:サーバー(Linux)、クラウド、セキュリティなど、ネットワークと組み合わせて求められる分野の学習に進む人も多くいます。

資格はあくまで入口です。採用の場面では、資格に加えて「Packet Tracer でどんな構成を組んだか」「どんな障害をどう切り分けたか」を自分の言葉で説明できると、学習の深さが伝わりやすくなります。学習中に作った構成図や設定のメモは、整理して残しておくことをおすすめします。

よくある質問(FAQ)

IT未経験でもCCNAに合格できますか?

受験資格はなく、Cisco 公式もネットワークの知識がほとんどない人を想定した資格と説明しています。ただし範囲が広いため、未経験者は数か月単位の学習期間を見込み、基礎理論とコマンド操作の両方を練習することが前提になります。

CCNAは日本語で受験できますか?

はい。Cisco 公式ページでは、200-301 CCNA 試験の言語は英語と日本語とされています(2026年11月5日確認)。ただしコマンドや出力は英語のままなので、英語表記の用語に慣れておく必要があります。

今から勉強を始める場合、v1.1とv2.0のどちらに向けて勉強すればよいですか?

受験日で決めます。v1.1 の最終受験日は2027年2月2日、v2.0 は2027年2月3日から受験できます。2026年11月時点で未経験から始める場合、多くの人は v2.0 での受験になるため、v2.0 の出題範囲(公式 Exam Topics)を基準に学習するのが安全です。

不合格だった場合、すぐに再受験できますか?

Cisco の試験ポリシーでは、アソシエイトレベルの試験に不合格だった場合、不合格の翌日から数えて5日間待てば同じ試験を再受験できます。受験料は再度必要です。

CCNAに有効期限はありますか?

有効期間は3年です。期限内に現行の CCNA 試験か上位の試験に合格するか、継続教育(CE)クレジットを30単位取得すると再認定されます。

まとめ

  • CCNA の試験番号は 200-301。試験時間は120分、受験料は300米ドル、有効期間は3年(2026年11月5日確認)
  • v1.1 の最終受験日は2027年2月2日、v2.0 は2027年2月3日から。これから始める未経験者は v2.0 の出題範囲を基準にするのが現実的
  • 勉強時間は未経験で200〜300時間が一つの目安。時間数より、Exam Topics の各項目を「説明できる・設定できる」状態にしたかで進み具合を測る
  • 教材は対応バージョンを確認して1冊に絞り、Packet Tracer で手を動かし、問題演習は理由を説明できるまで解く
  • サブネット計算はブロックサイズを使った解き方を身につけ、毎日少しずつ練習する

CCNA の学習で身につく「仕組みを理解し、手を動かして確かめ、原因を切り分ける」姿勢は、資格を取ったあとの実務でもそのまま役立ちます。

私たち合同会社LIBは、システム開発やインフラ・ネットワークに関わる仕事をしている東京の IT 会社です。ネットワークやインフラの仕事に関心を持って学んでいる方とお話しできることを楽しみにしています。募集の内容は採用情報をご覧ください。

参考資料

以下はいずれも2026年11月5日に確認しました。